2015年10月20日

「キャラころりん」コモンについて


初心者がほしくなるかもしれないコモン第三弾は「キャラころりん」です。
これは主人公やパーティーメンバーその他のキャラの画像を回転させ寝かした状態などで表示するためのコモンです。
マップを使うゲームで倒れたキャラを出したい時など、歩行グラを寝かせたいですよね。
でも歩行グラを回転表示する機能はウディタであらかじめ用意されてはいないようです。
そこでこのコモンの出番!
これを使えば、歩行グラ素材の画像の一部分をピクチャとして回転表示できます。


ScreenShot_2015_1017_21_54_31.png
こんなの


詳しい使い方などはコモンに同梱した説明書でご確認ください。
ピクチャなので表示しただけではマスを通行不可にはできませんが、やはり寝ているキャラのマスには行けないほうがいいですよね。
そこでその対策法も説明書に書いておきました。
簡単に言うと、ピクチャより下層に切り株などの小さくて通行不可のマップイベント置くという方法です。
切り株は倒れたキャラに隠れて見えないようにします。なんて原始的!
誰もが完全な透明タイルを含む素材を2つ持っていれば、その一つを通行不可にすることでキャラの位置に設置して通行不可にできるんですけどね。
もちろんタイルセットウィンドウの左上に表示される消しゴムのようなタイルを通行不可にできるならそれを使ってもらってもいいのです。
でもあのタイルを通行不可にできるかどうかは作品によるでしょうしね。

ちなみにこのキャラ画像を表示するのに歩行グラ画像が使えるというのは、初心者だったぼくには思いつきませんでした。2年ほど前のことですが。
ウディタに関する情報を手当たり次第探していた当時、藤田工房さんというサイトで見つけたMaRyuTangというゲームをプレイしました。
(藤田工房さんは黎明期のウディタの普及に貢献された方だそうです。多くの先達に感謝します!)
そのゲームの戦闘では、なんと歩行グラなどを敵に投げつけ攻撃するのです。
主人公の父親とかがぶん投げられ回転して飛んでいく絵づらはとても印象的なものでした。
と共に技術的にも「こんなことができるんだ」と驚きました。
最初はマップイベントを回転表示させるのかと思ったのですが、ピクチャ表示だったんですね。
しかもピクチャ表示する画像はpictureフォルダ以外に入ってるものでもいけたんですね。(←初心者)

思えばその時の驚きが、後にぼくが鏡コモンや主人公ピクチャ表示を作ることにつながったのかもしれないです。
もっともそれらで使った「アニメパターン取得」機能は確かウディタのVer2.1以降に導入された気がします。
なので昔(といっても10年も前じゃないのですが)の方々がどんなに技術があってもそれはできなかったんですよね。
それが今はやすやすとできるのだと思えば、与えられた環境に感謝して先輩から受け継いだバトンを次につなげれたら、とか思ったりもします。もちろん自分などにできることは微々たるものですが。
(そしてフリーゲーマーの多くがスマホに移行したといわれる昨今、ウディタを使う人が将来何人いるかも分からないのですけど・・・。まあきっとぼくを含めた数百人はいるでしょう、多分)

えらく話がそれてしまいました。なぜかぼくには歩行グラをピクチャ表示させることに思い入れがあるようです。
何はともあれキャラを寝かせたい人は「キャラころりん」をどうぞよろしく!

posted by じゃ。 at 20:48| Comment(6) | ウディタコモン・素材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

キャラころりんを導入したいと思ったのですが、エラーを吐いてしまいます。
寝たキャラを表示するときではなく、マップに入った瞬間にエラーを吐くので、並列実行に設定したマップイベントの置き方を間違えているのでしょうか?

エラー内容としては、
変数操作エラーD:999999以下の場所に格納しようとしました > 1
処理地点:【マップEv 1 コモンEv 226 行 108 】  ※もし並列処理のエラーなら地点不明です
-->[MapEv1/コモン226/108行]

といった感じです。
(コモン226が、キャラころりん、マップEv1がキャラを表示したい場所に設置したマップイベントです)

もしよければ、解決策など御指南頂けると助かります。
よろしくお願いします。
Posted by aruto at 2016年02月11日 19:54
ご報告ありがとうございます。
大変申し訳ありません、コモンの設定のミスでした。
急いで修正したものをアップします。

ただ再ダウンロードしえもらうほどのことはないです。
表示場所を指定するマップEvでコモンを呼び出すときは「何をする?」を「場所指定」にしてください。
これでおそらく大丈夫です。

コモン呼び出し時の引数の初期値が設定ミスで、説明書どおりにするとおかしくなるのでした。
おかげで修正できます。
大変助かりました。
今後もよろしくおねがいします。
Posted by じゃ。 at 2016年02月15日 00:08
素早い対応ありがとうございます。
正常な動作を確認しました。

演出の幅が広がるので、とても助かっています。
また、色々と、利用したいと思いますので、よろしくお願いします。
Posted by aruto at 2016年02月16日 21:13
こんばんは、きゃらころりんを利用させて頂こうと思っているのですが、薄暗い中で使うと元の明るさのままで浮いてしまいます…。
明るさを調節する方法などはございますでしょうか。
初歩的な質問かもしれませんが、解決策がございましたら何卒ご教授頂けますようよろしくお願いします。
Posted by α at 2016年05月23日 01:17
コメントに気づくのが遅れてすいません!
コモンの利用ありがとうございます。
たしかにそうですよね。
倒れたキャラはピクチャで表示しているので、画面の色調を変えたら浮いて困ると思います。

解決方法を書きます。
まずコモンを開いてください。
102行目の「ピクチャ移動」を開いてください。
すると下の方にRGBが100,100,100となっていると思います。
その3つの数字を小さくしてください。
単に暗くするなら50,50,50とか。
いろいろ試して確認してみてくださいね。

難しければまたコメントかメールでお聞きください!
Posted by じゃ。 at 2016年05月31日 17:29
いえ、とてもお早い対応に感謝しております。
おかげさまで解決いたしました、本当にありがとうございます。

サークル活動、大変かもしれませんが頑張ってくださいね。応援しています!
Posted by α at 2016年06月05日 13:18
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