といってもそれほど大昔でなく。
今見てみたら3年ちょっと前のことでした。
ぼくは歩行グラフィックの枚数を増やすコモンを作ったんです。
詳細はコチラ
でも公開できる素材がなかったので、コモンも公開できませんでした。
ウディタの歩行グラは通常3枚か5枚です。
それをピクチャ表示を使うことで、自由に枚数を指定できるようにしました。
ぼくは当時ある方のゲーム作りを手伝っていたのですが、その方はグラフィックに強いこだわりのある方で、頼まれて歩行グラ枚数を増やせるようにしました。
その方の希望に添えるコモンが完成し、その方自作の歩行グラをなめらかに歩けるようにできました。
ところがその方は病気がちで、とうとう音信不通になってしまったのです。
何度か「預かってる素材をお借りしてコモンを公開したらだめですか」と問い合わせるもお返事はなく。
ぼくは上記のリンクの自ブログで歩行グラ枚数を増やすのに成功したということだけ書いて、コモンは公開できないままに3年以上が過ぎたのです。
その間にもメールで何件かの問い合わせがありました。
そんな時はぼくはできる限り協力させてもらったのですが、やはりこのコモンには一定の需要があるのだと確信し、ぜひいつか公開したいという思いを持ち続けていたのです。
そしてこの度またeDaさんとおっしゃるドット職人さんから問い合わせをいただき、ご協力させてもらったところ、コモン用の素材の同梱配布を許可してもらうことができました。そこでついにコモン公開が実現することとなったのです。
ずっと念願だったのでとても嬉しいです。昨晩公式コモン集に「歩行グラフィック枚数を増やす」という名前でアップさせてもらいました。
今後多くの方に使ってもらえればと思います。
詳しいことはコモン同梱の説明書に書いたので、ここに再掲しておきます。
eDaさんありがとうございます!
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
歩行グラフィック枚数を増やすコモン Ver1.00
2018年8月20日公開
コモンの場所を1つ使います。
ウディタ Ver2.24に対応しています。
全画面サイズに対応していると思いますが320×240以外は未確認です。
<このコモンでできること>
ウディタでは歩行グラフィックは3枚か5枚しか選べません。
でもこのコモンを使って枚数を増やせます。
また通常、歩行中のグラフィックの表示順は12321232・・と循環します。
このコモンでは1234512345・・と表示できます。
(例:歩行を横から見た場合、前に右足が出ている時と左足が出ている時を描き分けられます)
ただし、パーティーメンバーには対応していません。
一人分の画像のみ、先頭メンバー位置に表示します。
<コモンの使い方>
サンプル素材を使って画像を増やす方法を書きます。
(独自の歩行グラを使いたい時は、フォルダ内の画像を同名で上書きしてください)
1、コモンをどこにでも読み込んでください。
2、dataフォルダ内に同梱したdotフォルダを置いてください。
以上です。
<素材の決まり>
このコモンを改造せずに使う時は、素材は以下のルールで用意してください。
複数のパターンの画像は連結できません。
名前は静止時は、左向きなら4 上8 右6 下2 (半角数字)
移動中は左向きの1枚目なら4−1、2枚目なら4−2などにしてください。
パターン数はいくらでも増やして大丈夫です。
(多い場合、全部表示されるにはキャラが長い距離を直進する必要があります)
全ての画像サイズは同じサイズに統一してください。
斜め方向のグラフィック表示には未対応です。
<ピクチャ表示の注意点>
歩行グラフィックの表示にはピクチャを使用しています。
画面暗転でも消えない、エフェクトが無効、ピクチャ番号によって表示される層が異なるなどの点に注意してください。
<おまけ機能:斜め移動時の表示画像の切り替え方>
ゲーム設定から「キャラクター画像方向のタイプ」を設定することで、
4方向にすると斜め移動時には上下向きの画像を、
8方向にすると斜め移動時には左右向きの画像を、表示します。
<同梱素材について>
作者:eDaさん (ツイッターアカウント@eDadoT553)
eDaさんのご協力のかげで、このコモンの公開が実現しました。
この場を借りて心よりお礼申し上げます。
・この素材はゲームに使用・公開していただけます。
・その際、作者名明記などの必要はありません。
・ただし作者名を偽ることや二次配布はご遠慮ください。
--------------------------------------------------------------------------
(説明書ここまで)
コモンのデフォルトでは、素材の向きは4方向、使用パターン数は8枚です。
これは改造で変えれます。難しい方はご相談ください。
まあ技術面をざっくりいうと、要は、「今の瞬間は何枚目の歩行グラを表示すべき時間帯か?」を把握することができたのです。
それによって使用ピクチャを特定できます。
(使用画像は今回はバラバラ。もちろん改造すれば連結した素材もパターン番号指定で使えます)
表示位置は鏡コモンなどで培った主人公表示コモンなどのやり方で座標が分かるし。
それを使って、主人公の位置に主人公の画像を表示しただけのことです。
ウディタの限界をまた一つ拡張できたような達成感はありますが、やっていることは鏡コモンよりも単純かもしれません。
ピクチャ表示なので、全くの初心者の方には戸惑う部分はあるかもしれないですが、まあ何とかしてください。
【関連する記事】
- <ウディタ>歩行グラを顔グラとして使う
- Yahoo!知恵袋で「この写真の人の名前を教えてください」という質問に答えてみて..
- Google Lensで画像を探す方法
- ウディタで直線を引く
機能を使う - ねこさんぽをプレイしました
- さよなら、ネオ繚乱記
- 驚き!パパイヤの種で、口の中が甘くなる!
- 単細胞的思考(上野 霄里:著)という本の前半の紹介と感想
- バリバリダアが面白い。そして対戦という形式の有用性について。
- 扉は君の鍵で開く 離心円 が公開されました
- オーラをまとう(主人公演出コモン)に需要が・・・!
- 暗黙のルール、こわっ!って、政治家の炎上を見て思いました
- <Excel>日付を変えて一枚ずつ印刷する方法
- カステラを二等分するシステム
- 医療費のお知らせをもらいました
- 呼吸と湿度
- ゲーム以外のことも書いていきます
- 「扉は君の鍵で開く」ウディコン4位に!
- ウディタの基本
- メールアドレス変更のお知らせ