あの記事ではその方法を知りたい方のために必要な情報をにコンパクトに書いたんです。
で、この記事ではそれにまつわるいろいろよけいなことを、コンパクトじゃなく書きます。
(自分語りを含むので興味ない人は読まないでくださいね)
まず画像検索であの手の質問に答えられる率はものすごーく低いです。
5パーセントもないのじゃないでしょうか。
半数以上はその画像はネット上では確認されていないです。
そして残りの大半は逆にネット上に氾濫してしまい、画像の出どころと紐付けられない形で出回ってしまっています。
こんなの、写真の被写体の了承が得られていない場合は本人は随分つらいかもしれないけれど、それってどうしようもないのだろうか。
特定の個人によって個人情報を流出されたりした場合はそれをたどって削除要請などもできるのかもしれないけれども。
けれどもよく出回っている画像というのは本当に世界中でシェアされていて、本人が消してほしいと思っても、それはとても不可能に思います。
というか顔や名前を売りたい芸能人でもない限り、たいがいの人はネット上に自分の顔が氾濫して嬉しいとは思わないんじゃないかな。
つらい人多いんだろうな。
まあ中には「自分の顔はこんなに世界中で拡散されてるんだ、自分に魅力がある証拠だからうれしい」とか、承認欲求を満たせてポジティブにとらえる人もいるかもしれないけれども、それはごくごく一部でしょう。
ちなみにその、つらいかもしれない人の名前探しをしているぼくの見解(言い分?)を書いておきます。
ぼくが調べているのはネット上に公開されている情報だけです。
その情報を公開することに本人が同意したか、そして現在でも後悔していないか、知るすべはありません。
そしてその情報はネット上にある限りはぼくでなくても誰でもアクセスできます。
ぼくが効率のいい方法を知っていたとしても、誰でも手間暇時間をかければいつかはたどり着けるであろう情報です。
そのような情報に対して、本人がつらいと思っている可能性がある一方で、その回答を求めている質問者がいます。
質問者の動機は様々でしょうし、知るすべはありません。
単純にすてきな写真の人のことをもっと知りたいという場合も多いでしょう。
恋人のスマホの待ち受けになっていた人物が誰なのか知りたいとかもあるかもしれません。
ひょっとしたら通勤途中に出会った見知らぬ異性を隠し撮りして個人情報を集めようとしている犯罪者さえいるかもしれません。
それらは分からないことです。
ただ、質問者の多くは求めていた回答が得られると、大変喜びます。
そのようなもろもろをトータルに勘案して、名前探しをすることは悪いことではないのではないかと判断しています。
断っておきますが、ネットには特定屋という人がいるらしく、個人があげた画像から映りこんでるものなどを手掛かりとして個人情報を特定したりするそうです。しかしそれは本人は望んでいないからよくないことだとぼくは思うし、やりません。(ネットに個人情報につながりうるデータをアップすることの脇の甘さは言えるでしょうが、それは別の話です。)
ぼくはネット上で名前やそれに類するものにたどりつくことに興味があるだけです。
とはいえ、質問者に喜ばれることだけがぼくが名前探しをするモチベーションではありません。
できなくて困っている人がいる一方でそれを自分は簡単にできるので、そこを埋めてあげたいというのはまぁあるんだけれども。
でもそれよりも自分のネットリテラシーを磨きたい、確認したいとか。
それと画像認識というAIを駆使した最先端技術の到達点を肌で感じたいとかが大きいです。
それらが大きな動機となっています。
画像認識の精度について書きましょうか。
いくつか試しましたが、いまのところGoogle Lens以外で使える画像検索の方法には出会えていません。
(有料の方法は試していません)
そしてそのGoogle Lensでも、認識という点では全然まだまだだなと感じます。
現状では、同一の画像がネット上にあるかないかがわかるだけです。
似た画像として提示される画像は、まあ、驚くほど全然似ていなかったりします。
ましてや同一人物の別シーンでの顔を同一人物として提示してくることなどはまだまだ夢物語のようです。
でも世間では顔認証とか実用化されているんですよね。
ネット上のデータだけでいいから、誰でも手軽に検索できる日がはやく来たらいいなと楽しみにしています。
指名手配犯は困るでしょうね。
(そういえば中国のスマートシティでは監視体制が完全に確立されていると聞きます)
まあ、日本のPCで個人ができる現状の画像検索と言ってもその程度なのですが。
それに対して質問者さんの質問の仕方、すなわち画像の選び方があまりにも「どうせいっちゅうねん!」と突っ込みたくなる場合があります。
画像の一部を加工して塗りつぶしたりとか。
スマホの画像のスクショなので上下に余白があったりだとか。
長い動画の中のある時点の写真だとか。
これらの場合はほぼ特定できません。
まあ余白がある場合はこちらでトリミングしてあげて検索してあげれば精度の高い検索はできるはずです。
ぼくも何度かはやってみましたが、手間をかけても結局特定にはつながらないことばかりなので、もうやめました。
まあ質問者さんも「名前を教えて」と言っていても、「同一画像をネットから探して」と言っているわけではないですからね。
第一義的には、被写体の身近にいる個人的な知り合いに向かって「あなたの知り合いなら教えて」という感覚だろうし。
そうでなくても「この人はアイドル(あるいは芸能人、インスタグラマー、Youtuber…)だからそれに詳しい人教えて」ということかもしれません。
ただぼくはそれらは全く詳しくないのでそういう方法では全然役には立てないのです。
画像を載せる場合はどこで手に入れた画像かを書いてくれたら随分探しやすくなるのにと思うことがよくあります。
(あるいは逆に、見つかるわけないからさっさとあきらめる、とかもできるし…)
この画像の名前探しを続けていると、写真を見ただけで「この人の名前はいくら探してもまず出てこないな」とわかるものがあります。
よくあるのは衣料品のモデル。消費者であるぼくらが目にすることは多い一方で、名前が出ていることはほとんどありません。例外的には有名ブランドが有名芸能人をイメージキャラクターとかキャンペーンガールとかに任命している場合はSNSなどで名前が出ています。ただ普通のショッピングサイトなどのモデルはほぼ絶対わかりません。
それからネット広告のモデルです。スマホアプリや動画の広告などで見つけた写真はまず名前を特定できません。
質問者がテレビ番組の一時点を撮影した画像も絶対にわかりません。全く同じ画像がネット上にないためです。
(例外として番組名と放送日からゲスト出演者名が特定できたことはありましたが、そんなことはほとんどないです)
その一方でCMなどはシーン数が少ないので(写真撮影にテレビの枠が写ったりしてない限り)画像検索でヒットすることがあります。
特にテレビCMはまとめサイトもあるし、絞り込めた芸能人のWikipediaにCM出演情報があるので特定につながったりします。
韓国のコスメ動画はなぜかわかる場合が多い気がします。ハングルは読めませんがmodel誰々と載っていることがあります。
検索結果の中で、名前特定に一番つながりやすいのはインスタグラムに本人があげている写真です。自分の顔ばかり上げる人が多いので特定が容易です。
次にみつかるのはTikTokです。本人があげていることも多いですが、美少女など、まとめてあげている場合もあるので要注意です。
ツイッターはみつかりません。名前が見つからないだけじゃなく、写真自体が見つからないことが多いです。検索結果としては特定のツイートがでるのですが、そのツイートには目的の画像はありません。そこについたコメントのアイコンにその画像が使用されている場合があります。しかもアイコン画像はコロコロ変える人も多いです。さらにはツイッターのアイコンは本人画像でない場合が多いです。せっかく目的の画像をアイコンにしているアカウントを見つけてもプロフィール欄を見ると本人じゃないとわかってがっくりることが多いです。(かわいい女の子を好きな人が、かわいい女の子をアイコンにしている場合が多いです)
ツイッターに限らないことですが、ジャニーズアイドルのファンは推しの顔をアイコンにする傾向があり、画像とアカウント名とが結びつかないことがほとんどです。
ピンタレストという画像共有SNSがあります。肖像権などどこ吹く風というちょっと恐ろしい世界なのですが、画像検索結果がピンタレストにでてくることがよくあります。世界中の多くの人にシェアされて出どころのわからない写真も多いのですが、引用元を表示する欄が一応あるので、時々特定につながることはあります。インスタグラムや個人ブログなどから引用した画像だとわかれば個人名がわかります。ツイッターよりはまだ有意義な情報につながる率が高いです。
一番意味がないのがYahoo!知恵袋です。画像検索にYahoo!知恵袋がヒットしても、それはその質問のためにアップされた画像のことなので当然名前は分かりません。また、Yahoo!知恵袋ではその画像が出てこないページが多くあります。そのリンク先のページでは別の画像について「この人の名前は何ですか」と質問されていて、よく似た質問として目的の画像が過去に表示されたのだろうけれども、それは時間がたつにつれて更新されていくので、閲覧している時点ではもう目的の画像は表示されていないということだろうと思います。ただ非常にまれなケースとして、ネット上で多く出回っている画像(そしてその中でも特に芸能人)の場合は過去にも同じ質問がされていてちゃんと回答も載っている場合があるのでその時ばかりは特定につながります。
こんなことをやってると、意外に海外の人の画像に興味がある人が多いんだなと驚かされます。
韓国や中国、あるいは西洋とかならまだわかるけど。
質問者さんの探求心はグローバルです。結構どこの国の人のことでも、国籍を知っていても名前を知りたがっています。
発音の仕方もわからない名前を知ってどうするのかとも思うんですが(まあ検索してさらに情報を集めたいんでしょうね)、ぼくも特定できた場合には現地の言語の名前と思われる部分をコピペして回答することもあります。
いろいろ書きましたがあなたのお役に立つことがあれば幸いです。
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